窮地に陥ったアメリカの中産階級

テレビのニュースや新聞紙の報道によって、低収入者は今回の金融危機の打撃を一番受けていると思うが、実際はアメリカの中産階級の収入がこの10年間ずっと停滞して、まったく上昇しなくて、今回の景気後退の直接被害者になっている。
アメリカPew研究センターは最新の国勢調査データを研究して、2009年1月のドル価値によって計算すると、1999年アメリカ中産階級家庭収入(median household income)が51823ドルのピーク値を達成した後に、中産階級の収入は二度とこの数字を上回ったことがない。この数字はアメリカの中産階級を定める典型的な指標で、この数字は過去10年間変わってないことがアメリカの中産階級が不景気の被害者になったことを示している。去年のある世論調査によると、多数のアメリカ中産階級の家庭は、自分の生活水準が両親より良くなっていると思うが、過去5年彼らの生活水準は停滞して前進してないと答えだ。1999年から2007年までの8年間はアメリカ近代経済史上で、インフレの要素を差し引いた後に、家庭収入が停滞している最も長い期間である。この2年間のデータはまだ発表してなくても、現在の経済後退、就業状況で判断すると、中産階級の収入は間違いなく反発できないと判断できる。FXはこちら。その上この低迷状態は今後さらに10年間継続するかもしれない。さらに、1970年から2007年まで、中産階級の収入は4.2万ドルから5.1万ドルまで増加して、アメリカ家庭の規模が小型化に傾くことを考慮に入れると、実の収入成長率が41%、しかし中産階級収入の増加は鈍化して、当時は3、5年を隔てていて新高値を更新したことと比べて、今は10年間を隔てていてもまた新高値につけてない。
また、Pew研究センターは去年2413人のアメリカ人に対して作った調査によって、53%の訪問者は自分が中産階級だと思い、21%の人が上層階級だと思い、25%は下層部の階級だと思っている。1970年のデータと比較して、中産階級の割合は5%を減り、上層と下層部の割合はある程度拡大していることが分かる。過去20年間、アメリカの中産階級は支払った金額が収入より高い、お金を借りて消費している現象が更に明らかになった。それはアメリカ各地の住宅価格が上昇し続けたことに直接な関係がある。2004年まで、アメリカの中産階級家庭の債務と収入の割合は1.19対1に達した。過度消費、貯金不足は金融危機、経済後退のひとつ元凶に当たると多くの専門家が思っていることだ。
そして中産階級の問題を注目している学者は先日参議院の金融委員会に報告を提出して、国会とオバマ政府がアメリカの中産階級を助けるべきと呼びかけていた。オバマ政府も特別組織を創立して、中産階級問題を解決する政策の設定を予定している。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。